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贈りものマナーとしきたり

贈り上手になりましょう

贈り物はタイミングが大切

贈り物は大切な節目を祝うもの。贈るタイミングをわきまえることが大切です。たとえば出産祝いは出産後、母子の健康が確認されてから。お七夜(生後7日)〜お宮参り(生後1か月)の間が一般的とされています。結婚祝いは挙式1週間前までに届くように。挙式に持っていくのはタブーです。ただし親しい友人の間なら、挙式後落ち着いてからでも構わないでしょう。

“つつましい”の語源は“つつむ”から

贈り物はていねいに包んでお届けします。日本では「包む」という行為が大切にされ、ふくさや風呂敷など独自の文化にまで高められました。それは、私たちが贈り物に「心を包む」のをとても大事にしていることの表れではないでしょうか。そして「包む」から「控えめで慎み深い : つつましい」という言葉が生まれました。相手に対する心をそっと包みの中に閉じ込めて贈る、つつましさ。どんなに時代が進化しようと、「包む心」は大切に受け継いでいきたいものです。

のし・水引

のし袋と水引の種類について

慶弔の際に必要なのが、のし袋です。さまざまな目的によって使い分けますが、基本の形を知っておくと重宝します。
のし
のしは古来、鮑を生乾きにして伸ばした「のしあわび」を紙に包み、進物の上につけたことに由来すると言われ、その品物が穢れていないというしるしを表しています。時代が下がり、のしを紙に印刷したものが「のしぶくろ」として用いられるようになりました。婚礼用には金銀・紅白・金一色の水引がかけられたものを。一般の慶事では金銀・紅白のものを。弔事では黒白・双銀のものを用います。
水引
水引の由来は、中国より持ち帰った朝廷への贈呈品が布で包まれ、それを紅白の麻糸でくくられていたものが次第に変化し、日本独自の儀礼的な文化となったと言われています。水引には「自分を正しくして先様を敬い、奉仕する」という心が込められており、結び方によってさまざまな意味を表します。
水引の結びと種類

慶事のしきたり

婚礼

お祝いを贈る場合は、遅くとも挙式の1週間前までを目安に届くようにします。お祝いには結び切りの水引きをかけ、表書きは「寿」「結婚御祝」「御祝」などです。事前にお祝いの品を持参するのが正式ですが、披露宴の当日にお祝い金を渡すケースも多いようです。
招待客への引き出物の金額は、一人当たりの飲食費の1/3〜半分程度といわれています。何を贈るかに決まりごとはありませんが、「引き菓子」と呼ばれるお菓子をつけるのが一般的です。最近では招待客が好みの商品を選べるカタログギフトも人気があります。

結婚記念日

結婚して1年目の、初めて迎える結婚記念日を、「紙婚式」といいます。仲人夫婦や双方の両親にあらためてお礼の挨拶をしたいものです。その後は、特に結婚25年目の銀婚式と、結婚50年目の金婚式を、節目として祝います。
お祝いをいただいたり、祝宴を開いてもらった場合には、「お福分け」として、夫婦の連名で紅白蝶結びの水引きに「寿」または「○婚式内祝」の表書きで引き出物を渡します。

長寿

数え年61歳の還暦からが長寿の祝いとされ、古希(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)、百賀(100歳)と続きます。お祝いを贈る場合の表書きは、『祝○○寿』「寿」「敬寿」「御祝」とします。

病気お見舞い

病気お見舞いは、入院直後や手術前後は避けるのがマナーです。病状に合わせて品物を選び、花を贈る場合は「寝つく」を連想させる鉢植えは避けましょう。元気になったら報告とお礼の挨拶を忘れずに。「快気内祝」としてお返しする方法もあります。

お中元

日頃お世話になっている方へ季節のご挨拶として送ります。お中元は、東日本では6月中旬〜7月中旬、西日本では7月中旬〜8月中旬までに贈ります。表書きは「お中元」「夏の御挨拶」です。贈る時期を逃した場合、7月初旬から立秋までは「暑中御見舞」、立秋から8月末までは「残暑御見舞」として届けます。

お歳暮

日頃お世話になっている方へ季節のご挨拶として送ります。
お歳暮という表書きは12月31日までに届く場合に用います。遅くとも12月25日くらいまでに届くようにしましょう。

お歳暮の時期を過ぎてしまった場合には、のしの表書きを変えます。元旦〜松の内(1月7日頃)までに届く場合には「御年賀」(※但し、関西では松の内は1月15日までとされています)、松の内〜立春(2月4日頃)までは「寒中御見舞」として届けます。
また、喪中のご家庭に贈る場合には「年賀」の「賀」の字を使えませんので、松の内を避けて「寒中御見舞」で贈ります。

新築・開店・開業

新築祝いの表書きは「祝御新築」「新築御祝」「御祝」とし、水引は紅白の蝶結びです。開店・開業祝には「祝御開店」「祝御開業」の表書き、水引きは紅白の蝶結びです。開店・開業の案内を受けたら、なるべく早い時期に訪れるのが一番のお祝いといえます。

退職・転勤

定年退職する方へ金品を贈る場合は、紅白の蝶結びの水引にして、「御餞別」「御祝」「御礼」などと表書きします。転居、転勤の場合の表書きは「御餞別」です。

引っ越しの挨拶

引っ越しが決まったら、早めにご近所に挨拶します。お付合いのあった家と、一軒家なら向こう三軒両隣、集合住宅では、少なくとも両隣と上下の階などに伺います。手土産には「粗品」「御挨拶」と表書きし、菓子折りやタオル、石けんなどが一般的です。

弔事のしきたり

仏式

通夜・告別式
故人とゆかりのある人たちが集まり、悲しみを分かち合う通夜や、別れを告げる告別式。近年は日が変わらないうちに弔問客の退席する、時間の短い通夜を行う半通夜が一般的です。参列者は「御霊前」「御香典」と表書きした香典を持参し、供物や生花を贈る場合は「御供」「敬供」とします。参列のお返しは、通夜は「粗供養」、告別式は「会葬御礼」として、喪主の挨拶礼状を添えて渡します。
忌命日供養
仏教では亡くなって7週間(四十九日)を中陰といい、7日ごとに追善供養を行います。最近では初七日は葬儀の日に行われることが多く、あいだは省略されて、満中陰と呼ばれる四十九日に近親者や親しい友人を招いて忌明けの法要を行います。四十九日経つと仏になるとされるので、参列者は「御仏前」の表書きでお供えを持参します。
忌明け後は、香典をいただいた方に忌明けの挨拶状と香典返しを贈ります。表書きは「忌明志」「満中陰志」「七七日忌志」とし、半分から3分の1の金額の品を返す場合が多いといわれていますが、決まりはありません。なお、忌明法要当日にお招きした方々には、挨拶状は不要です。
年忌の供養
亡くなった同月同日を祥月命日といい、一年目を一周忌、その後は亡くなった年を入れて数え、二年目を三回忌、七回忌、十三回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌、百回忌とあります。一般に三十三回忌をもって「弔い上げ」とすることが多いようです。参列者は「御仏前」と表書きした香典を贈ります。法要の後は食事と引き物を用意します。表書きは「□□回忌志」「亡○○□□回忌志」「戒名□□回忌志」「粗供養」とし、黒白や銀の結びの水引をかけます。

神式

神式の葬送を「神葬祭」と呼び、通夜は「通夜祭」、葬儀は「葬場祭」といいます。焼香はなく、奉奠を行い、現金を包む場合は「御玉串料」「御霊前」と表書きします。十日ごとに霊祭を行い、五十日祭で忌明けとなります。
十日祭、五十日祭には親族や友人を招きます。一年祭、三年祭、五年祭、十年祭と、式年祭があり、以後は十年ごとに五十年祭まであります。神式では十年経つと神になるとされ、十年祭までは「御霊前」、その後は「御神前」の表書きになります。

キリスト教式

香はないので、香典の表書きは「御花料」「御霊前」「御ミサ料(カトリック)」となります。カトリックでは、亡くなってから三日目、七日目、一ヶ月目、一年後に追悼ミサを行います。また11月2日は「万霊節」といって、死者の日とされています。
一方、プロテスタントでは、亡くなって一ヶ月目を召天記念日として、牧師、親族、友人、知人を招いて記念式を行います。その後数年間は一年ごとの命日に記念式を催すことが多いようです。キリスト教式には忌明けのお返しの決まりはありませんが、日本の習慣として、追悼ミサや召天記念日のころに故人を偲ぶような品物を贈る場合もあります。

弔事のお品選びについて

好適品
食品(銘菓、海苔、コーヒー、紅茶、日本茶、椎茸など)、家庭用品(石けん、洗剤、入浴剤、タオルなど)、原則として人が下で使用するもの(スリッパ、寝具、バス・キッチンマット、靴下など)。選べるカタログギフト、商品券など。
避けたいもの
人が身につけるもの(特に上半身につける衣類、帽子など)、置物、またはおめでたいとされるもの(昆布、かつおぶし、米)など

贈りものマナーとしきたり

贈り上手になりましょう

贈り物はタイミングが大切

贈り物は大切な節目を祝うもの。贈るタイミングをわきまえることが大切です。たとえば出産祝いは出産後、母子の健康が確認されてから。お七夜(生後7日)〜お宮参り(生後1か月)の間が一般的とされています。結婚祝いは挙式1週間前までに届くように。挙式に持っていくのはタブーです。ただし親しい友人の間なら、挙式後落ち着いてからでも構わないでしょう。

“つつましい”の語源は“つつむ”から

贈り物はていねいに包んでお届けします。日本では「包む」という行為が大切にされ、ふくさや風呂敷など独自の文化にまで高められました。それは、私たちが贈り物に「心を包む」のをとても大事にしていることの表れではないでしょうか。そして「包む」から「控えめで慎み深い : つつましい」という言葉が生まれました。相手に対する心をそっと包みの中に閉じ込めて贈る、つつましさ。どんなに時代が進化しようと、「包む心」は大切に受け継いでいきたいものです。

のし・水引

のし袋と水引の種類について

慶弔の際に必要なのが、のし袋です。さまざまな目的によって使い分けますが、基本の形を知っておくと重宝します。
のし
のしは古来、鮑を生乾きにして伸ばした「のしあわび」を紙に包み、進物の上につけたことに由来すると言われ、その品物が穢れていないというしるしを表しています。時代が下がり、のしを紙に印刷したものが「のしぶくろ」として用いられるようになりました。婚礼用には金銀・紅白・金一色の水引がかけられたものを。一般の慶事では金銀・紅白のものを。弔事では黒白・双銀のものを用います。
水引
水引の由来は、中国より持ち帰った朝廷への贈呈品が布で包まれ、それを紅白の麻糸でくくられていたものが次第に変化し、日本独自の儀礼的な文化となったと言われています。水引には「自分を正しくして先様を敬い、奉仕する」という心が込められており、結び方によってさまざまな意味を表します。
水引の結びと種類

慶事のしきたり

婚礼

お祝いを贈る場合は、遅くとも挙式の1週間前までを目安に届くようにします。お祝いには結び切りの水引きをかけ、表書きは「寿」「結婚御祝」「御祝」などです。事前にお祝いの品を持参するのが正式ですが、披露宴の当日にお祝い金を渡すケースも多いようです。
招待客への引き出物の金額は、一人当たりの飲食費の1/3〜半分程度といわれています。何を贈るかに決まりごとはありませんが、「引き菓子」と呼ばれるお菓子をつけるのが一般的です。最近では招待客が好みの商品を選べるカタログギフトも人気があります。

結婚記念日

結婚して1年目の、初めて迎える結婚記念日を、「紙婚式」といいます。仲人夫婦や双方の両親にあらためてお礼の挨拶をしたいものです。その後は、特に結婚25年目の銀婚式と、結婚50年目の金婚式を、節目として祝います。
お祝いをいただいたり、祝宴を開いてもらった場合には、「お福分け」として、夫婦の連名で紅白蝶結びの水引きに「寿」または「○婚式内祝」の表書きで引き出物を渡します。

長寿

数え年61歳の還暦からが長寿の祝いとされ、古希(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)、百賀(100歳)と続きます。お祝いを贈る場合の表書きは、『祝○○寿』「寿」「敬寿」「御祝」とします。

病気お見舞い

病気お見舞いは、入院直後や手術前後は避けるのがマナーです。病状に合わせて品物を選び、花を贈る場合は「寝つく」を連想させる鉢植えは避けましょう。元気になったら報告とお礼の挨拶を忘れずに。「快気内祝」としてお返しする方法もあります。

お中元

日頃お世話になっている方へ季節のご挨拶として送ります。お中元は、東日本では6月中旬〜7月中旬、西日本では7月中旬〜8月中旬までに贈ります。表書きは「お中元」「夏の御挨拶」です。贈る時期を逃した場合、7月初旬から立秋までは「暑中御見舞」、立秋から8月末までは「残暑御見舞」として届けます。

お歳暮

日頃お世話になっている方へ季節のご挨拶として送ります。
お歳暮という表書きは12月31日までに届く場合に用います。遅くとも12月25日くらいまでに届くようにしましょう。

お歳暮の時期を過ぎてしまった場合には、のしの表書きを変えます。元旦〜松の内(1月7日頃)までに届く場合には「御年賀」(※但し、関西では松の内は1月15日までとされています)、松の内〜立春(2月4日頃)までは「寒中御見舞」として届けます。
また、喪中のご家庭に贈る場合には「年賀」の「賀」の字を使えませんので、松の内を避けて「寒中御見舞」で贈ります。

新築・開店・開業

新築祝いの表書きは「祝御新築」「新築御祝」「御祝」とし、水引は紅白の蝶結びです。開店・開業祝には「祝御開店」「祝御開業」の表書き、水引きは紅白の蝶結びです。開店・開業の案内を受けたら、なるべく早い時期に訪れるのが一番のお祝いといえます。

退職・転勤

定年退職する方へ金品を贈る場合は、紅白の蝶結びの水引にして、「御餞別」「御祝」「御礼」などと表書きします。転居、転勤の場合の表書きは「御餞別」です。

引っ越しの挨拶

引っ越しが決まったら、早めにご近所に挨拶します。お付合いのあった家と、一軒家なら向こう三軒両隣、集合住宅では、少なくとも両隣と上下の階などに伺います。手土産には「粗品」「御挨拶」と表書きし、菓子折りやタオル、石けんなどが一般的です。

弔事のしきたり

仏式

通夜・告別式
故人とゆかりのある人たちが集まり、悲しみを分かち合う通夜や、別れを告げる告別式。近年は日が変わらないうちに弔問客の退席する、時間の短い通夜を行う半通夜が一般的です。参列者は「御霊前」「御香典」と表書きした香典を持参し、供物や生花を贈る場合は「御供」「敬供」とします。参列のお返しは、通夜は「粗供養」、告別式は「会葬御礼」として、喪主の挨拶礼状を添えて渡します。
忌命日供養
仏教では亡くなって7週間(四十九日)を中陰といい、7日ごとに追善供養を行います。最近では初七日は葬儀の日に行われることが多く、あいだは省略されて、満中陰と呼ばれる四十九日に近親者や親しい友人を招いて忌明けの法要を行います。四十九日経つと仏になるとされるので、参列者は「御仏前」の表書きでお供えを持参します。
忌明け後は、香典をいただいた方に忌明けの挨拶状と香典返しを贈ります。表書きは「忌明志」「満中陰志」「七七日忌志」とし、半分から3分の1の金額の品を返す場合が多いといわれていますが、決まりはありません。なお、忌明法要当日にお招きした方々には、挨拶状は不要です。
年忌の供養
亡くなった同月同日を祥月命日といい、一年目を一周忌、その後は亡くなった年を入れて数え、二年目を三回忌、七回忌、十三回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌、百回忌とあります。一般に三十三回忌をもって「弔い上げ」とすることが多いようです。参列者は「御仏前」と表書きした香典を贈ります。法要の後は食事と引き物を用意します。表書きは「□□回忌志」「亡○○□□回忌志」「戒名□□回忌志」「粗供養」とし、黒白や銀の結びの水引をかけます。

神式

神式の葬送を「神葬祭」と呼び、通夜は「通夜祭」、葬儀は「葬場祭」といいます。焼香はなく、奉奠を行い、現金を包む場合は「御玉串料」「御霊前」と表書きします。十日ごとに霊祭を行い、五十日祭で忌明けとなります。
十日祭、五十日祭には親族や友人を招きます。一年祭、三年祭、五年祭、十年祭と、式年祭があり、以後は十年ごとに五十年祭まであります。神式では十年経つと神になるとされ、十年祭までは「御霊前」、その後は「御神前」の表書きになります。

キリスト教式

香はないので、香典の表書きは「御花料」「御霊前」「御ミサ料(カトリック)」となります。カトリックでは、亡くなってから三日目、七日目、一ヶ月目、一年後に追悼ミサを行います。また11月2日は「万霊節」といって、死者の日とされています。
一方、プロテスタントでは、亡くなって一ヶ月目を召天記念日として、牧師、親族、友人、知人を招いて記念式を行います。その後数年間は一年ごとの命日に記念式を催すことが多いようです。キリスト教式には忌明けのお返しの決まりはありませんが、日本の習慣として、追悼ミサや召天記念日のころに故人を偲ぶような品物を贈る場合もあります。

弔事のお品選びについて

好適品
食品(銘菓、海苔、コーヒー、紅茶、日本茶、椎茸など)、家庭用品(石けん、洗剤、入浴剤、タオルなど)、原則として人が下で使用するもの(スリッパ、寝具、バス・キッチンマット、靴下など)。選べるカタログギフト、商品券など。
避けたいもの
人が身につけるもの(特に上半身につける衣類、帽子など)、置物、またはおめでたいとされるもの(昆布、かつおぶし、米)など