四百年ほど前、臼杵藩稲葉領主(五万石)が、江戸参勤交代の途上の食料として、米・麦・粟・ひえ等を材料に作り上げた保存食が臼杵煎餅の始まりといわれています。

城下町が趣深い
臼杵石仏が有名な臼杵市


丸みを帯びて曲がっているのは、臼杵の地名の由来である、臼を模したため。臼の側面の木肌を思わせる美しい白線は、生姜のぴりりとした美味しさをいかし、砂糖だけを加えています。

職人自らが手作りした刷毛で素早く手塗られていくと見事に木肌が表現されていきます。

その日の温度や湿度を見極め、火を入れたり生姜を足す職人の感覚が味の決め手。
子どもの頃に食べたときは、生姜の辛さに苦手意識が芽生えてしまっても、改めて食べるとその良さを再認識する、大分県人の食に対する「成人の儀」といっても過言ではないかもしれない?!
大分のあるある話です。

※取材は、臼杵煎餅の代表的な製造元「後藤製菓」様にご協力をいただきました。
四百年ほど前、臼杵藩稲葉領主(五万石)が、江戸参勤交代の途上の食料として、米・麦・粟・ひえ等を材料に作り上げた保存食が臼杵煎餅の始まりといわれています。

城下町が趣深い
臼杵石仏が有名な臼杵市


丸みを帯びて曲がっているのは、臼杵の地名の由来である、臼を模したため。臼の側面の木肌を思わせる美しい白線は、生姜のぴりりとした美味しさをいかし、砂糖だけを加えています。

職人自らが手作りした刷毛で素早く手塗られていくと見事に木肌が表現されていきます。

その日の温度や湿度を見極め、火を入れたり生姜を足す職人の感覚が味の決め手。
子どもの頃に食べたときは、生姜の辛さに苦手意識が芽生えてしまっても、改めて食べるとその良さを再認識する、大分県人の食に対する「成人の儀」といっても過言ではないかもしれない?!
大分のあるある話です。

※取材は、臼杵煎餅の代表的な製造元「後藤製菓」様にご協力をいただきました。